第155章

エネルギー消費を気にする必要もないし、使用回数の制限もない。これを各地の国境線にひとつずつでも設置できたら、増援の投入にも兵糧の輸送にも、これ以上ない手段になる。

そうなれば帝国は、毎月わざわざ人手を出して食糧を運ぶ必要すらなくなる。輸送に伴う莫大な損耗や、途中での着服――そういう厄介ごともまとめて消える。

公爵の目が、ぱっと輝いた。

「ただ、今はエネルギー板の数が少なくて。あと、エネルギー板に充填するなら、エネルギーステーションを作るのがいちばん効率がいいの。公爵領のこの平原なら条件がいいし、太陽光も風力も使える。河口のあたりなら水力も――」

アリシアが語れば語るほど、公爵の表情は...

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